「ロレッタハードゼリーはセット力が最強だけど、固まりすぎて触るとパリパリになる…」
「ツヤが出るのはいいけど、もっと自然なツヤにしたい!」または、「ツヤを消してマットに使いたい!」
ロレッタハードゼリーの上級者向けの悩みは、「質感をどうコントロールするか」に尽きます。
そのまま使うとツヤ感とホールド感が強すぎるため、理想の質感に仕上げるには「混ぜる技術」が不可欠です。
そこで、パリパリ感をなくして自然な動きを出し、ツヤ感さえも自在にコントロールする、プロのブレンドテクニックを徹底解説します。
ロレッタハードゼリーが「パリパリ」になる2つの根本原因
ロレッタハードゼリーのパリパリ感は、高いキープ力を生み出す「水溶性ポリマー(樹脂)」が、乾燥・硬化することで起こります。
原因①:髪の動きを出したい部分にジェルを直塗りしている
髪全体を固めたい場合は問題ありませんが、毛先や中間に動きや束感を出したい部分にジェルをそのまま直塗りすると、その部分が完全に樹脂で固まり、パリパリとした質感になります。
原因②:ジェル成分のみで「油分」が不足している
ロレッタハードゼリーは水溶性が高いため、油分(オイルやワックス)がほとんど含まれていません。油分が不足すると、髪の柔軟性が失われ、パリッと固まりすぎる原因となります。
パリパリ感をなくし「自然なツヤ感」を出すブレンド術
パリパリ感を解消し、適度な柔軟性と自然なツヤ感を実現するには、ロレッタのセット力を生かしつつ、油分と柔軟性を補うアイテムを混ぜるのが正解です。
最強のブレンド相手:ファイバー系ワックス
ロレッタワックスとファイバー系ワックス(繊維が配合されているヘアワックス)を2対1の割合で混ぜることで、メリットとして
伸びと柔軟性が大幅に向上し、パリパリ感ゼロに!狙った質感である「自然なツヤ感」と、高いキープ力を両立させることが可能となります。
ロレッタと混ぜるおすすめのワックスは、粘度の低いファイバー系などです。例えば、オーシャントリコのヘアワックスナチュラルは、繊維入りながらクリームタイプで馴染ませやすい特徴があります。
ツヤ感をさらに出すなら:「ヘアオイル」を数滴
ツヤを最大限に出しつつ、パリパリ感を抑えたい場合は、手のひらで混ぜる際に、ヘアオイルを1〜2滴加えます。
すると、油分が浸透することで、硬化後の質感が滑らかになり、光沢感も増します。
ブレンド用のヘアオイルとしては、ベタつきにくいサラッとしたオイルを選ぶと、ツヤ増しと柔軟性アップに貢献してくれます。
ロレッタハードゼリーのツヤを「マット(ツヤなし)」にする裏技
ロレッタのツヤ感を消し、「マット(ツヤなし)」な質感に仕上げたい場合は、さらに別のアイテムとのブレンドが必要です。
裏技:粘土系ワックス(ドライワックス)との組み合わせ
マットな質感を作る粘土系(クレイ・ドライ)ワックスを、ロレッタと1対1で混ぜます。
すると、粘土系ワックスに含まれるシリカやカオリンが光を乱反射させ、ロレッタのツヤを打ち消す「艶消し効果」が期待できます。
ただし注意点として、混ぜる量が多すぎると白く分離しやすいので、必ず少量を手のひらで透明になるまで混ぜ合わせるのがポイントです。
ドライワックスで人気のウェーボデザインキューブは、コスパ良く、キープ力がありながらテカらせないところが支持されています。
まとめ:ロレッタの性能を100%引き出すブレンド技術
ロレッタハードゼリーは、その強いセット力ゆえに、使い方に工夫が必要です。「パリパリすぎる」「ツヤ感が好みではない」と感じたら、ぜひプロのブレンド技術を試してみてください。
ロレッタハードゼリーの持つ最強のセット力が、理想の質感で実現できるはずです。
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