ロレッタハードゼリーで失敗しないオールバック・七三セット術【メンズ特化】

オールバックや七三分けといったタイトなメンズスタイルは、「いかに乱れず、一日中キープできるか」が命です。

しかし、ロレッタハードゼリーを使っても、「時間が経つとサイドが浮いてくる」「ツヤが出すぎてテカテカになる」といった失敗は少なくありません。

ロレッタハードゼリーは、タイトなセットに必要なホールド力とツヤ感を持つ最高のジェルですが、「毛流れのクセを直す使い方」を知らなければ、その力を最大限に引き出せません。

この記事では、プロの美容師が実践する「オールバック」と「七三分け」の正しいセット術を、失敗しないためのブロッキング(髪の分割)から解説します。

ロレッタはタイトなメンズセットに必須のジェル!

メンズタイトスタイルで失敗する原因とロレッタの強み

オールバックや七三分けでは、「生えグセ」が最大の敵となります。ロレッタの特性を理解し、このグセを抑え込むことが重要です。

ロレッタがメンズタイトスタイルに最適な理由

最強の固定力→ 一度固まると再整髪が難しいため、崩れやすいオールバックのキープ力を一日中維持します。

ウェットなツヤ→ タイトスタイルに必須の清潔感と高級感のあるツヤを付与します。

失敗の原因:生えグセを無視した「手グシ」セット

手グシでオールバックにしようとすると、髪の生えグセ(前に向かって生えているなど)に負けて、時間が経つと髪が元の位置に戻ろうと浮き出してきます。

タイトなセットには、コーム(櫛)を使った強制的な毛流れのコントロールが必要です。

【オールバック編】崩れない完璧なタイトセット術5ステップ

崩れやすいオールバックを一日中キープするプロの技術です。

Step 1: 髪は「半乾き」〜「ウェット」で塗布開始

オールバックは、髪が濡れている(ウェーブやパーマの項目で解説した水分量)状態からセットを始めるのが鉄則です。この状態からスタートすることで、セット力が最大限に発揮されます。

Step 2: ジェルは「パール大2個分」をしっかり透明化

パール大2個分のロレッタを手に取り、指の間まで完全に透明になるまで広げます。サイドやバックの浮きを抑え込むため、通常のセットよりやや多めに使うのがコツです。

Step 3: サイドの「浮きやすい部分」から塗り込む

最も重要なのは、サイドとバックの浮きやすい部分への塗布です。

ジェルをつけた手を使い、下から上に持ち上げるのではなく、「地肌に押し付ける」ように撫で下ろしてタイトに抑え込みます。

この後、トップの髪にジェルを馴染ませます。

Step 4: 目の粗いコームで「毛流れを矯正」

手グシではなく、目の粗いコームを使って、髪全体を後ろに向かって一気にとかします。

コームでとかすことで、髪の根元からクセを直し、タイトで均一な毛流れを作り出します。

Step 5: ドライヤーの「冷風」で強制固定

セットが完了したら、ドライヤーの冷風を、特にサイドの浮きやすい部分に当てて強制的に固めます。冷風でしっかり乾燥させることで、崩れないキープ力が完成します。

【七三分け編】タイトな分け目とツヤを際立たせるテクニック

七三分けは「分け目のキープ力」と「左右のバランス」が重要です。

正確な「分け目」の作り方

目印→ 分け目のスタート位置は、黒目または黒目の外側から頭頂部に向かってまっすぐ取るのがベストです。

方法→ テールコームの先端を使い、正確な直線になるように分け目をつけます。

浮きやすい「分け目周辺」の抑え込み

ロレッタを塗布した後、分け目から垂直に立ち上がろうとする髪を、コームや指で地肌に押し付けるようにして寝かせます。

最後に、分け目周辺にハードスプレーを軽く吹きかけ、ロレッタのキープ力をブーストさせると完璧です。

まとめ:ロレッタ+コームで最強のタイトスタイルへ

メンズのオールバックや七三分けは、ロレッタハードゼリーの固定力が最大限に生きるスタイルです。


●ウェットな髪にジェルを塗布する。
●コームを使い、生えグセに逆らって毛流れを強制的に矯正する。
●冷風で固定力を高める。

このテクニックで、崩れない、清潔感のあるタイトスタイルを実現してください。

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