エクステにはハゲのイメージがつきまといます。
「エクステをしているとハゲる」とか、「はげているからエクステをしている・・・だから、やめられない」など。
でも、エクステをすることによって、色々な髪型を楽しめるし、上手に使うことでおしゃれの幅が広がります。
そこで、髪が禿げることとエクステの関係を踏まえながら、エクステの有効的な使い方について考えてみました。
エクステの種類
エクステとは、人工の髪の毛を自毛につける技術のことで、正式名称は、ヘアーエクステンションといいます。
エクステは、自毛とのつけかたによって種類があります。
シールエクステ
シート状のシールによって、自毛と接着するエクステで、自然な仕上がりになることと、簡単につけられるところがメリットです。
シールで簡単につけられるので、頭皮への負担も少ない点もよいのですが、それゆえに、長持ちしずらいことがデメリットです。
シールエクステは、前髪をボリュームアップさせたり、顔周りに変化をつけたい時によく使われます。
編み込みエクステ
編み込みエクステは、地毛に編み込んでゴムなどで固定するやり方です。メリットは取れにくく、しっかりと固定されているため強度があることです。
ゴムをほどけば、自分でエクステを外すこともできるので、取るためだけに美容院に行かなくてもすみ、ボリュームを出しやすいので、好みの髪型にすることもできるのですが、髪の毛を一本一本編み込んでいく為、美容院での施術に時間がかかってしまいます。
また、髪を洗って乾かすときに、編み込みの結び目の部分が乾きにくく、痒くなるなどのトラブルをおこしやすいことがデメリットです。
しっかりと固定されている分、引っ張られたり髪に負担がかかったりしているわけですから、ダメージや抜け毛の心配も多くなります。
超音波エクステ
超音波エクステとは、超音波を発生させる機械によって、接着剤を浸透させて自毛と固定するエクステです。
短時間で施術できて、髪への負担も少なく、自毛のようにシャンプーやブラッシングできることがメリットです。
しかし、特殊な機械なため、導入している美容院が少なく、費用も高くなりがちな点がデメリットです。
エクステがハゲになると言われる理由
エクステをつけることは、どのような種類のエクステであれ、髪に負担がかかることに変わりはありません。
特に、エクステを外すときに、大量の抜け毛が出ることもあるので、ハゲてしまうのではないかと心配する人も多いのでしょう。
しかし、エクステを外すときの抜け毛の多くは、抜けかかっている毛がエクステの結合部分の関係で引っかかっていることもあるので、引っ張られている痛みが強いなどでなければ、思っているほど心配する必要はないようです。
ただし、普通に髪を結んでいたり、ピンでとめているだけでも、抜け毛(牽引性脱毛症)の原因になるので、頻繁にエクステを利用することは、髪にとって大きなダメージとなることは事実です。
エクステをする時の注意点
エクステは、抜け毛の心配だけでなく、頭皮環境にも気を付けなければいけません。
エクステを装着していると、普段のようにゴシゴシと髪を洗うことができなくなります。
また、髪を乾かす際にも、かなり、念入りに行わないと、湿気が残った状態となり、雑菌が発生しやすくなって、頭皮環境が悪化する原因となります。
エクステをしている人は、普段以上に、髪のケアや頭皮環境を整えることに気を付けないと、将来的に、薄毛の心配があるといえるでしょう。
薄毛対策としてのエクステ
一般的なエクステは、ショートヘアだけどいますぐロングヘアにしたいとか、部分的に派手な色の髪にしてみたいなどのおしゃれを目的として行われます。キッズダンスをやっている子供もエクステを付けたりしていますね。
もはや、ファッションの一つとして、髪型を大いに楽しめるエクステは、一般的になりつつあります。
しかし、あまり知られていないのですが、「増毛エクステ」というものもあります。
こちらは、薄毛になってしまった人が、いますぐに、薄毛を何とかしたい際に有効な方法で、髪の毛のボリュームアップをすることを目的として行われます。方法としては、1本の自毛に人工毛を数本つけていきます。
一般的なエクステと同じく、美容院に通い続ければ、ずっと増毛エクステをつけ続けることもできますが、これは、ハゲを隠しているだけであって、薄毛の根本的な解決策にはなりません。
むしろ、髪に負担が多くかかることで、さらなる薄毛の進行の心配があります。
人前に出る機会があるなど、一時的に増毛エクステを利用することはよいと思いますが、薄毛には、根本的な改善策をとっていくことが必要です。
なるべく髪に負担がかからないようにし、頭皮の環境改善と、健康や衛生面の見直しをすることで、少しづつでも自分の髪の毛を取り戻していきたいですね。
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