妊婦はNG?!妊娠中のヘッドスパは大丈夫なの?

妊娠中でもヘッドスパって受けて大丈夫なものなのでしょうか?

ヘアカラーやパーマはやらない方がいいという話は有名なので、同様に美容院で受けるメニューであるヘッドスパもやめておいた方がいいのではと心配になりますよね。

そこで、妊婦さんがヘッドスパを受ける場合の注意点についてまとめました。

妊娠中はヘッドスパNGの根拠はない

妊娠中にお酒を飲むことは胎児にアルコールの影響が出る場合があるので控えるべきだと言われています。

しかし、ヘッドスパには、このような根拠はありません。

でも、何も気にせずに思う存分ヘッドスパを受けても良いかというと、そうではありません。

妊娠中は、いつ何が起こるか分からない状態ともいえますし、人によって、良い効果を及ぼすものとそうではないものも違います。

基本的に、妊娠中の体の変化は、医師の診断を受けるのが一番確実ですので、ヘッドスパを受ける前に、医師に相談しておくのが安心です。

妊婦がヘッドスパNGと言われる理由

妊婦はヘッドスパを控えたほうがいいと言われる理由の一つが、頭部マッサージによってツボの刺激をうけることです。

人間の体には、数百カ所のツボがあるので、ヘッドスパに限らず、マッサージ全般に言えることですが、子宮の伸縮を促すツボというのがあるのです。

妊婦に注意が必要なツボとして有名なのが、肩井(けんせい)という肩にあるツボで、難産の時に出産を促すために押されたりもします。なので、間違って刺激してしまうと流産の危険性があるツボと言われています。

また、親指の付け根にある合谷(ごうこく)というツボも胎児が上手く育たなくなる危険性があるツボとして知られています。

頭部には多数のツボが集まっていて、妊娠に悪影響を及ぼす可能性のあるツボは存在しますので、意図せずとも、そういったツボを刺激してしまう危険性があります。

しかし、適度なマッサージやツボ押しであれば、緊張がほぐれるリラックス効果として、妊娠中でもよい影響をもたらしてくれる場合もあります。

少しでもリスクのあることを避けていたら何もできなくなってしまいますので、気にしすぎるのも考えようです。

実は、妊婦さんはヘアカラーやパーマがNGと言われる理由にも医学的な根拠はありません。その証拠として、最近は妊娠中でも髪をキレイにしておしゃれを楽しんでいる妊婦さんはたくさんいますよね。茶髪の妊婦さんは珍しくありません。

ヘッドスパもこれと同様で、ヘッドスパ自体が世の中にもっと浸透してきたら、妊婦さんが安心して受けられるメニューが増えてくるのかもしれません。

体調に気をつけながら、やりたいことを上手に取り組むのが理想的ですね。

妊婦がヘッドスパを受けるときの注意点

サロンによっては妊婦さんの施術を受け付けていない場合もありますので、必ず予約を入れる際に、「妊娠中ですが大丈夫ですか?」と確認をいれましょう。

また、お腹が大きいと長時間の施術は体に負担がかかることもありますので、あまり無理をしないようにしましょう。

マッサージの強さなども、痛みが強すぎる場合は、遠慮せずに弱めてもらうように伝えれば大丈夫です。

それから、アロマオイルを使って施術をする場合、妊婦に禁忌なアロマの種類があるので注意が必要です。

具体的には、クラリセージ・ローズマリー・スペアミント・ラベンダー・セージ・フェンネル・バジル・カモミールなどで、月経を促したり通経作用があったりします。

アロマオイルはブレンドされて何が配合されているか分からない場合もありますので、不安がある場合は、アロマは使用せず、無害なオーガニックオイルなどに変えてもらうとよいです。

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