女性の髪の老化は白髪くらいしかないと思っていませんか?
男性は、早い人で20代前半からハゲはじめる人もいますし、ロマンスグレーのおじさまも結構見かけるので、髪の変化が激しく、歳を取れば悩みが多そうなことは想像がつきます。
一方、女性って、50代や60代になってもふんわりとしたヘアスタイルで、自然な茶色にカラーリングしている人も多いので、いつまでも気軽に髪の毛のおしゃれを楽しめているように見えますよね。
でも、実はウイックやつけ毛をしていたり、植毛・育毛に必死に取り組んでいる人も少なくないのです。
女性の髪の老化の種類
女性の髪の老化現象には、様々な種類があります。
白髪が生える
最初は、髪を書き上げた時に、「白髪1本見つけた!」という程度のかわいいものです。
しかも、真っ白ではなく、色素が抜けた薄い茶色っぽいものだったりするので、あまりショックは感じないでしょう。
しかし、ふと気が付くと、ぱっと見で数本の白髪を発見するようになり、ちょっとした白髪隠しのクリームやコームでは追いつかなくなります。
白髪の色が本格的に真っ白になってくると、なんだか一気に老け込んだような気がして愕然とするものです。
うねる
うねるというのは、波打つようなウェーブ状になるわけではありません。
毛先がちょっと曲がるとか、束ねた時にいつも同じ方向に癖がでるとか、前髪がぱかっと割れるなどのちょっとした髪の毛の癖です。
歳を重ねてきて、おなじみの髪型や髪の止め方があると、「いつものことだからくせが残っちゃてるのかな?」と思う程度の些細なことなのですが、老化のサインの一つです。
もともと癖が強い人はわかりにくいかもしれませんが、ストレートヘアの人は、少し気をつけているとわかると思います。
手触りがガタガタになる
トリートメントやコンディショナーを使っていると気づきにくい場合もありますが、一本一本の毛の表面を確かめるように触ってみると、ザラザラ・ガタガタしている毛が多くなります。
毛先は特にひどい状態となり、ブラッシングをしても、よく絡まったり、艶がでなかったりします。
加齢によって、髪の毛に栄養がいきわたらなくなってくるんですよね。
なんとなく、疲れた様な印象で、ゴワゴワな手触りで、ガサガザしている感じです。少女の髪の毛ではなく、老婆の髪の毛です。
若い人の髪に比べると、あきらかに素材感が違ってきます。
アホ毛が目立つようになる
アホ毛があること自体は直接的な髪の老化とは関係ありませんが、抜け毛が増えて新しい毛がなかなか生えてこなかったり、アホ毛の伸びるスピードが遅かったりするのでしょうか。
ぴょんぴょんと飛び出る毛が目について、まとまりが悪くなったりします。
切れ毛が増えていることも関係していると思います。
つむじハゲ・分け目ハゲ・生え際の後退
つむじの周辺や分け目のあたりにみえる頭皮の面積が目立つようになってきます。
また、おでこが広くなって、生え際が後退しているように感じることも。
はげの具合によって、分け方に制約が出てきたり、前髪を作らないとおでこが目立つとか、ハゲを隠したいので右わけの髪型にはしないなどの自分なりのルールが決まってきます。
いづれにしても、オールバックのポニーテールなどの若々しいヘアスタイルは厳しくなります。髪の量も減るので、落ち武者みたいになっちゃいますね。
ハリ・コシ・ツヤがなくなる
天使の輪はどこへやら・・・つやつやした黒髪は若さゆえだったことに気づく頃には、自分の髪はボロボロです。
大人の女性は、髪にハリやコシがなくなると、ペタリと海苔を張り付けた様な髪型になりがちです。
ボリュームを出すためにパーマをかけると、さらに髪が傷んで、ゴワゴワしたおばさんパーマになってしまっている人も多いですね。
髪が細くなる・薄毛
昔は、二つに分けておさげにしていた髪の1本分が、今ある髪のすべてのようになっていきます。
髪の毛の本数も減っていると思いますが、一本一本が細くなるので、急にボリュームがなくなったように感じるのです。
みすぼらしいというか、情けないというか・・・髪の毛が少なくなると気持ちも沈んできます。
また、前髪のあたりはとくに、スカスカな感じになってきます。
中学生くらいの寝癖だらけだけどボリューミーではつらつとしている髪に比べると、あきらかに密度が低く、ひょろんとした髪がなんとか引っ付いているように見えてきます。
私の髪の老化の変遷
私が髪について最初に感じた異変は30代に入ったばかりの頃です。
「髪がペタンとしている」と言われて、そんなはずはないと思いつつも、少し気にするようになりました。
また、シャンプーをすると抜け毛が多くなってきていたのですが、当時は、髪の毛が長いから目立つのかな?と思っていました。
30代は、仕事などで忙しくしていたのですが、まとめていた髪の毛をほどくと、ストレートに戻らないと感じるようになったのもこの頃です。
30代後半になると、髪の毛の痛みが目立つようになりました。ガサガサしてツヤツヤにならないなぁと悩んでいた頃です。
外国製のいい匂いのシャンプーやちょっと高級なトリートメントなどを使って見て、大人になったんだから、ヘアケアも手間暇かけないとね~とのんきの思っていたものです。
40代になると、なんと、薄毛かも?ということに気づきはじめました。
つむじ、はえぎわ、わけめ、と全体的な髪の毛の少なさを感じています。
20代・30代の女性に伝えたいこと
今ある髪の毛と髪の毛のコンディションは永遠のものではありません。数年、十数年すると、すっかり別物のようになるでしょう。
だから、髪の毛は、思っている以上に大事に扱ったほうがいいです。
パーマやカラーや流行りの髪型を追いかけることも楽しくて素敵なことですが、髪本来の力を維持して、健やかに育まれる為のケアが大切です。
シャンプーのし過ぎはよくありません。髪をしっかり乾かさないことや頭皮に負担がかかるヘアスタイルを続けることも最小限に抑えましょう。
異変を少しでも感じたら、早めに、髪を大事に育てるケアに切り替えることが重要です。
育毛のためのケアは時間がかかるので、早ければ早いほどよいです。
髪の老化を感じるころには、ケアがなかなか追いつかない状態までダメージが進行してしまっているでしょう。
少しでも長く、美しい髪を自分のものにしておくためには、若いころに、もっと、髪の毛を大事にしておけばよかった・・・。私は、そう後悔しています。
今は大丈夫だと思っていても、髪の毛を大事にしてあげてくださいね。そうすれば、歳を重ねた時に、よかったと思える日が必ず来ます。
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