グレイヘアとは、白髪染めをせずに自然な白髪交じりの髪色で過ごすこと。
オーガニック志向・ミニマリスト・不景気でお金の心配がある等の社会の流れの中で、無理をして白髪を染め続けるよりも、ナチュラルなグレイヘアでいたいと考える人が増えてきています。
白髪交じりの男性の髪を「ロマンスグレー」という言葉は昔からありましたが、「グレイヘア」という言葉はここ数年で使われるようななった言葉で、このことからも、グレイヘアへの関心が高まっていることが分かります。
グレイヘアが流行っているなら、「めんどくさいからグレイヘアでいいや」と思う人もいるかもしれませんが、ただ白髪染をやめるだけでは、汚い白髪交じりのおじさん・おばさんになってしまいます。
そこで、白髪染をやめてグレイヘアへ移行する期間をどのように過ごしたらよいかという注意点と、きれいでおしゃれなグレイヘアスタイルの作り方をまとめました。
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グレイヘアへの移行時の注意点
生え際などの一部だけ白髪が多い場合や、髪全体に対する白髪の割合がまだ少なくてまばらな状態はだらしない印象になりがちです。
この時期をいかに乗り切って、白髪の量が程よく増えてきてからスムーズにグレイヘアに移行できると理想的です。
グレイヘアへの移行時の注意点は、「髪を傷めずに白髪隠しをすること」です。
同じ白髪でも、ダメージヘアの白髪と髪の健康に気を配っている白髪は雲泥の差です。ツヤ・質感が全く違います。
歳を重ねると髪への栄養もいきわたりにくくなり、髪の毛そのものが老化します。そんな状態のところに白髪染でさらにダメージを与えると、髪はどんどん弱っていくばかりです。
髪へのダメージは極力減らし、髪の健康を考えることが大切です。
健康的な髪のバロメーターは、「艶がある・ハリコシがある・抜け毛が少ない・うねりがない」です。
白髪染をする手間を省く分、これらの髪の健康に気をつけたシャンプー選びやヘアケアを行いましょう。
白髪の割合によるイメージを考える
個人的な感想も混じっているので、この限りではありませんが、髪全体における白髪の割合ごとのイメージはこんな感じ
- 白髪が全体の1-2割・・・ちらほらと白髪がある程度。表面は黒髪でも髪をかき上げると白髪が目立つ。髪の手入れをさぼっているずぼらな人のイメージ。ちょっと変わり者?
- 白髪が全体の3割以上・・・白髪がやや多い印象になる。このぐらいになるとグレイヘアといえます。若さへの執着がなくなっていい意味で吹っ切りているイメージ。見た目にこだわらない芯の強さや自分の中身がある人。活動的
- 白髪が全体の5割以上・・・真っ白ではないが、完全に白髪の人というイメージ。若者ではないのは確かですが、フラットな印象。むしろキレイだったりカッコよかったりする
白髪が全体の1-2割の時期が、一番大変な時期かと思います。
3割を超えてしまうと、カッコイイ大人になれる感じ。
あと、グレイヘアの人は活動的で元気な人が多いように思います。
髪だけ見ると70歳や80歳の印象があるので、それに比べるとアクティブなのは当然。でも、ギャップの効果で若々しく見えるのかもしれません。
若い人がおしゃれでアッシュカラーやシルバーに染めている人もいるので、色味だけで言ったら、似たようなものですよね。
黒髪(茶髪)からグレイヘアへ移行する際に一番悩むのが、中途半端な白髪の量です。
いっそのこと、急に白髪の割合が増えてくれれば、はっきりとしたグレイヘアになれるのに、白髪の量が少ないばっかりに、ただのだらしないおばさんに見えてしまうのが難しいところです。
白髪の量が少ない移行期は、しばらくは白髪染や白髪用カラートリートメントを使ってしのぐというのも一つの方法です。
髪にダメージが少ない白髪染めを選ぶ
まばらな白髪の時期を乗り切るためには、髪にダメージを与えずに白髪を染めることが大切です。方法は2つあります。
- カラートリートメント
- 白髪予防シャンプー
カラートリートメントとはシャンプー後に毎回使うことによって、徐々に白髪が染められるもの。トリートメントなので髪へのダメージはありません。
ネット販売やドラッグストアなど様々なところで購入することができます。
白髪予防シャンプーとは、エイジングケア成分が配合されているシャンプーで、黒髪の力を引き出すことを目的としているものです。
「結局、白髪をなくそうとしてるじゃん」と思うかもしれませんが、トリートメントもシャンプーも髪の色にかかわらず行うものですよね。
白髪を隠すためだけに、髪にダメージをあたる白髪染とは違います。
カラートリートメントも白髪予防シャンプーも、髪にやさしくて、髪をキレイにするためのものです。
きれいなグレイヘアの作り方
「髪が黒ければ美しいわけではない」のと同じように、真っ白であれば美しいわけでもありません。
きれいなグレイヘアでいるためのポイントは以下です。
- 白髪は真っ白を目指す
- 艶と水分量のある健康的な髪を維持する
- ヘアカットをきちんと行う
- スキンケアも怠らない
- メイクとファッションに気を使う
それぞれについて詳しく説明すると
白髪は真っ白を目指す
白髪と一口に言っても、黄色みがかった白髪や灰色っぽい白髪など、色味は様々です。
とくに、白髪はメラニン色素がなくなることで黄ばみ安いので、手を加えてあげないと黄ばんだ白髪のままになってしまいます。
黄ばみを解消するには、反対色の紫色です。
よく白髪のお年寄りが紫色の髪色にしているのを見かけませんか。
あれは、黄ばんだ白髪を打ち消すために紫にしているのです。急にファンキーになったわけではありません。
白髪の黄ばみをとりたい場合は、美容師さんとよく相談することをおすすめしますが、紫色のカラーシャンプーを使う方法もあります。
カラーシャンプーとは、カラーリングした髪色を長持ちさせるために使う人が多く、赤・青・ピンク・シルバーなど髪色において種類があります。
艶と水分量のある健康的な髪を維持する
キレイな髪とは、黒色か白色かということではなく、「潤いとツヤがあること」です。
髪に水分量が足りないと、パサパサになったりうねりが出たりします。ツヤのない髪の毛もバサバサしてみえますよね。
なので、黒髪の時と変わらずに髪の健康には気を付ける必要があります。
栄養・睡眠・ストレスを溜めない・シャンプー選び・正しいシャンプーの仕方などに気をつけましょう。
ヘアカットをきちんと行う
どんな髪色でも髪型がボサボサなのはよくないです。グレイヘアであればなおさらのこと。
こまめにカットをして毛先をそろえるようにして小ぎれいを保ちましょう。
また、長い髪は維持をするのも大変です。扱いやすい長さに短くして、前髪などの自分で整えられるところはできるようにするなど工夫するとよいですね。
スキンケアも怠らない
髪と顔の肌はセットで一つの印象を作り出す面があります。
カサカサでしわだらけの肌は、老けた印象になります。
同じグレイヘアであっても肌艶がよいと若々しく見えるものです。
ヘアケアだけでなく、スキンケアもがんばりましょう。
メイクとファッションに気を使う
歳を重ねると、黒・ベージュ・グレーなどの地味な色味の洋服ばかり選ぶ人が多いです。
髪色が黒からグレーに変わると、似合う色も変わってきますが、実は、赤・ピンク・エメラルドグリーン・アクアマリンなど、きれいな色が似合うようになるんです。
グレイヘアの色味は人それぞれで、それ自体に個性がありますから、自分に似合うポイントカラー選びをするのも楽しいですね。
まとめ
手入れの行き届いたグレイヘアと年齢の割に若い肌で、きりっと赤い口紅をひき、お気に入りのファッションに身を包み、背筋を伸ばしてさっそうと歩いていく・・・
そんな人になれたらとても素敵です。
きれいなグレイヘアを作ることはできますが、はなることも維持することも手間は必要です。でも、ヘアケアは今までもやってきたこと。
本来の自分を偽って白髪染をする窮屈さからは解放されて、自然な美しさを維持するために、ヘアケアを楽しんでいくのがよいのではないかと思います。
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